東京スカイツリーの問題点：東京スカイツリー（新東京タワー） 建設写真館

東京タワーの地デジアンテナが公開されました。
2007年11月29日に、報道関係者に公開されたようなので、一般の人が見ることが出来るかはわかりませんが。

公開された写真を見たところ、地デジ用のアンテナは丸い形をしているようです。
写真はこちらを参照してください。

東京タワーの運営会社である日本電波塔によると「地デジ完全移行後も東京タワーでカバーできる」とのこと。

実際のところ、本当に新東京タワーが建設されるのかされないのか？
墨田区に住んでいる私たちには結構大きな問題だったりします。

新東京タワーの事業主である東武鉄道と墨田区の地元の間で温度差があるようです。

地元の意見は
「詳しい内容を教えてもらっていない」
「要望を聞いてくれない」
などなど。

また東武鉄道の意見は
「確かな情報しか話せない」
ということらしいです。

どちらの意見ももっともといった感じです。

この温度差を埋めるために「新タワー建設推進協議会」が設立されました。
これで話し合いがスムーズに進むといいのですが。

新東京タワーの建設は良いことばかりではないようです。
まず強すぎる電波を発することがあります。
電波が体に悪影響を与えるという確証はないようなのですが、港区の東京タワーの近隣でも手足のしびれを訴える人がいるそうです。
携帯電話の中継基地の近くでも体調が悪くなる人がいるという報告もありますので、全く無視するというわけにはいきません。

それから、景観の問題があります。
墨田区では有名な隅田川の花火大会がありますが、新東京タワーの建設により、花火が見れなくなってしまう地域も出てきます。

その他にも日照権や、環境の問題など考えるべき問題がいくつかあります。

新東京タワーの建設予定地は墨田区（すみだタワー）となっていますが、それ以外にもいくつか候補地がありました。
台東区の台東ワールドタワー、練馬区の東京ワールドタワー、千代田区の秋葉原タワー、足立区、豊島区、さいたま市などです。
2007年10月現在、新東京タワーの建設は墨田区の予定ですが、これは決定ではありません。

地上波デジタル放送に限っては、港区にある東京タワーでも十分電波が届くらしく、電波が届かないのはワンセグ放送で、新東京タワーの高さが600メートル超になるのもワンセグ対策のためです。

そういった理由で、東京タワーでは現在の330メートルから360メートルへ改修工事案を出しているそうです。
各テレビ局がどのような決断をするかにより、新東京タワーが建築されるか、現行の東京タワーでいくのかが決まるようです。